黒と白のあいだの

多様性社会で生きる彼是をつらつらと書き連ねる。

生きるために、必要な無駄を愛すること。

f:id:Ukina_Et:20221011074127j:image
"時は金なり。" 此の諺は真理なのだろうし、反論の余地も殆どないものと思う。

けれども、無駄な時間の一切が散財に値する訳でもないってことも併せて信じておる次第。

一見すると価値が乏しい行動や消費でさえ、その人の心に齎すものが大きければ、"無駄だ"などと言い捨ててやる筋合いはなくなるから。

 

例えば当て所なく散歩して空いた時間を過ごすこと。

その行為そのものが齎す数字は単に歩いた分のカロリー消費ぐらいだろうけれど、その過程で季節の移ろいを感じたり、新しいお店を見つけたり、珍しい動植物に出くわしたり、思わぬ恩恵も享受できることがある。

そんな付加価値というか散歩に出たからこそ気づくこと、見つけるもの、思いついたアイデア、などなど決して惰性で時間(=金)を浪費するのではなく様々な財産(=経験や発見)を増やすことができる。

それは無駄になるだろか?否、断じて無駄になり得まい、と思う。


f:id:Ukina_Et:20221011072241j:image

見栄の為に身の丈を大幅に超過した購買で毎月の生活がカツカツだとか、借金を返済するための博打というか賭け事の類を繰り返すだとか。

そんなんやってると人生の余白を楽しむどころか、常に見えない何かに追われて圧迫されて生きている心地がしなくなってくるに違いない。余白がない状態で不要なもののみが敷き詰められて足の踏み場もない感覚、だろうか?

"悪銭身につかず。" 此の諺もまた真理と思う。財産もそうだし、人間関係についても又然り。

出会いも別れも。(或るバンドの90年代の曲を思い出した人もいるかも知れないけど、本当にそうだと思う。)

 

閑話休題。本当に豊かな人生とは資産的価値を持ちそうにないものに対しても価値を見出だせる心を持って楽しめる人生なんだろうな、って信じているし、そういう人になりたいと思いながら日々過ごしている。

時々は心や視野が狭くなり後悔するような言動を取ってしまうけれど、ふと気持ちに違和感を覚えたら一旦深呼吸するなどして自身の本音と向き合うのが良き。

 

突然理不尽被る瞬間がやって来ようとも、冷静且つ毅然とした対応を取る為に人生には常に大事な余白を設けておきたい。

いずれやってくる大事なものを受け容れる為にも、ね。

だから、無駄は、大事。 其れを体現するべく人生を楽しみたい。


 

解釈と視点を変えてゆくキッカケ

f:id:Ukina_Et:20221009083216j:image

 

明日10月10日は、一年を通して最も記念日が多い日だそう。

本来の祝日である体育の日を除いても、語呂合わせの意味も兼ねて10月10日は汎用性が高いのでしょうなと腑に落ちました。

そんでもって、その前日である本日10月9日も、日本国内では語呂合わせで以下の記念日もあるとのこと。

 

★トラックの日
全日本トラック協会が制定。(「"ト(=10)",ラッ"ク(=9)"」)

★塾の日
国学習塾協会が制定。(「"じゅ(=10)","く(=9)"」)

★道具の日

浅草の調理具専門店街・かっぱ橋道具街が制定。(「"どう(=10)","ぐ(=9)"」)

★東急の日
東急グループが制定。(「"とう(=10)","きゅう(=9)"」)

 

後付けであろうと感じるかたもいらっしゃるかも知れないし、語弊があるけれど或る意味ではしょーもないと言うだけで片付けてしまうこともできる(ごめんなさい)。

けれど、だからこそ(?)日頃から些事に対しても面白おかしい表現を考えて解釈や自分の中の価値観を更新してゆくもまた一興なのでは?なんてことを思っている。

点と点は意外なところから線で繋がっていたりするもんでもあるし、無駄に思えることに最大のヒントが隠されていたりもする。

 

値上げラッシュ含め消費者側が苦心することが多々あるこの頃だからこそ、せめて自分が世界を見る視点では、事実に対する解像度を上げるばかりでなくレンズの色ごと変えて眺めてみては如何だろか?

面白からぬ出来事に対しては、暈かして見ると滑稽に思えて笑い飛ばせることも存外あるよ、と。


 

【HSPさん】あるある?美容院で気力使うことへの個人的対策

f:id:Ukina_Et:20221008160451j:image

ファッションやコスメなど、美容に関するものは好き。興味関心もあり美意識も割合高めに保っていたい。

だけれどその一方で、美容院に行ったあとは気力を使い切ってしまう。そんな人も存外多いハズ。

なにゆえだろうか?当方が学生時代から長年感じてきたこの疑問に対して内向型HSPさんの特性を加味して考察し、あくまで自分なりの解を導き出してみました。

 

①来店前の予約:架電して予約する際、忙しい美容師さんに受電及び手続きをする手間を取らせてしまうのではないか?

⇛昨今ではWebやアプリでの予約が24時間可能である店舗が多く存在するので、ネット予約で完結させる。

 

②サロン内にて(会話):店内の人数が多いか?他のお客さんたちの様子、美容師さんとの雑談などは?

⇛1.元来人混みも苦手なため、プライベートサロン等席数の少ない店舗を選ぶ。

⇛2.昨今話題の雑談なしメニューの有無を事前にリサーチしておく。落ち着いた外観で繁華街から少し離れたサロンを選ぶ。

 

③サロン内にて(匂いや音声):カラーやパーマ剤の匂いは?BGMやドライヤーの音は?

⇛1.できる限りカラーやパーマはせず地毛の髪質を活かしてスタイリングし易くカットしてもらう。

⇛2.概ね落ち着いた雰囲気のサロンを選べばBGMもそれに伴いリラックスできる音楽が流れている。

⇛3.ドライヤーの音は、ブローの際に質問されたことさえ聞き逃さず答えるようにすればよいと割り切る。

 

④カット後の仕上がりについて:オーダーと少し違うかもと思ったときや、切り足りない箇所を伝えづらい?

⇛(プロに仕事を依頼することなので)修正や追加を料金や時間内の範囲で可能なことは確り伝えるほうが自分も美容師さんも後腐れなく過ごせるであろうから、角を立てない表現でお願いする。

 

⑤次回来店以降:予定を考えた日時に予約が埋まっているときは?暫く来店できず久々に行くときは?

⇛1.その当日や翌日も予約できないときは、やむを得ず他のサロンを検索して行く。(やりたいスタイルにもよりけり。)

⇛2.今後もその担当の美容師さんにお世話になりたい場合、立て込んでなさそうであれば挨拶も兼ねてご無沙汰している旨をお詫びする。

 

以上、あくまで個人的に気にしてしまいがちなポイントに対しての自分なりの答えです。

人其々思うことや価値観は異なるので一概には言えないため、絶対的な回答がないことが人間同士が関わってゆくことの難しさであり醍醐味なのだろうなと思う今日この頃。

 

戦争反対!暴力だけでは変えられないもの。


f:id:Ukina_Et:20221004174056j:image

今朝方衝撃的なニュースを拝見した。昨今のロシアのウクライナ侵攻も一刻も早い解決を願う次第ではあるけれど、北朝鮮によりミサイルが発射され、日本列島上空を越え太平洋へ落下したとのこと。

ここ一ヶ月程度のEEZ外への威嚇射撃の類から本格的な警告のつもりで斯くの如き愚行へうつったのだろうかと?

結局は双方とも国の長たるべき者のエゴでしかないのに、何故に罪のない市民たちが戦争へ巻き込まれ、或いは戦地へ無理矢理駆り出され隣国の友を手にかけざるを得なくさせてしまうのだろう?

 

いつぞやか知人と談笑している際に、「正義の反対はもう一つの正義だ。」というフレーズを聞いたことがある。

武力行使により戦争をけしかけるスケールの話では断じてないけれど、人の数ほど信じる其々の正義は存在するってこと。

平和を願い微力でも慈善活動を行なう人たちの正義もあれば、暴力のみで万事制圧する輩もまた当人たちにとっては正義なのだろうか?

それこそ思想や信仰は自由が保証されるべきもんではあるけど、行動理念や無関係な人たちへの敬意や命の尊厳を無視する行為は存在し得てはならないのでは?

そんな思考を先程まで反芻してしまっており、何れにせよ望ましいものではない。


f:id:Ukina_Et:20221004180020j:image

日本は余程のことがない限り、飢餓や貧困には何某かの策は講じられている分、或る意味では発展途上国より平和かもしれないと考えることはできる。

ただ、相違的に見ると経済面では上位に食い込む筈なのに国民全体の満足度が低く経済格差は拡がる一方。

コロナ対策は過剰にするよう求められる一方、その受け取り方も街中を見る限り個人差によるところが大きいと言うのが明らかだ。

だから、皆が平和にかまけてばかりで思考停止になってはいかんと考え改めてほしい。なんてことを常に思ってしまう。

でも、すぐ変えることのできない他人に変わることを求めるという正義。此れも或る意味では正義感の押し売りだし、広義では物理的ではない暴力になるんだろう、と反省する。

考えすぎると堂々巡りになってしまうので、思考はいつも突き詰めてシンプルに到達できるよう努めたい、でき得る限り。

 

★結論:他人に変わることを求める正義より、自分が言葉より行動で示す正義。先ずは僅少な一歩ずつ進んでゆきたく。


 

積極的に学ぼう。これからの時代を楽しむために。

f:id:Ukina_Et:20221003075649j:image

 

10月に入り、気温や湿度も含め秋の訪れをいよいよ実感できてきた今日この頃。

朝晩は涼しく快適だけれど、日中は少々暑いと感じる日も決して少なくないのは否めないけれど。

 

美味しいものを食べたい、読書したい、芸術鑑賞に行きたい、運動したい…等々、この時期は色々楽しみが増えて良き。

ただ、日々の生活が精一杯で趣味に勤しむ余裕がない人たちとて少なくもないのは心苦しく思う。

今朝方ニュースを拝見した際に思ったのが、現在は職種等にもよるけれどAIの急速な発展により学習を怠ると職を失いかねない時代なのだ。

ある程度前から、各有識者がその類の書籍を出版されていたので予見されていたAIによる時代変化ではあるけれど、今まで通り惰性で現職にしがみつくのみだと淘汰されてしまいかねない。

そう、自発的に必要なスキルやら活動分野を見つけ出し、学ぶ姿勢も積極的になっていくことが求められるもの。

 

"めんどくさっ。" そう思う人のほうが多いかもしれん。でも、数年後はそんな呑気なこと言ってられなくなるかも?

"明日やろうは馬鹿野郎" っていう名言を聞いたことがある人も多いだろうけれど、言い得て妙と思う。

今日惰性で贅を尽くし過ごした時間は、ともすれば明日以降は二度と同じようなことができなくなる可能性だってある。

だからこそ、気づいたことはすぐ完了する程度ならすぐやろう。

後回し癖こそ断捨離してやらないとどんどん肥大していく厄介なやつなんだ。

 

結論:

  • 時代の流れで淘汰されぬよう、自発的に必要なスキルを学んでいくべし
  • 近い将来後悔しないよう、後回し癖は即断捨離して動いていこう。"明日やろうは馬鹿野郎"

 

生きづらさと自尊感情の二律背反

f:id:Ukina_Et:20221002155117j:image

この世の中、表現はし難いけれどなんだか生きづらさを感じる。大なり小なりそう感じている人は決して少なくない。

一体なぜか? 想像するに物質主義や資本主義の既成概念が未だに蔓延っており、更にはSNSで他人の生活のキラキラした側面のみを垣間見ることができ、その部分を自身のリアルと比較してしまうことで劣等感を植え付けられてしまうから。

 

俗に言う風の時代。これからは個々が輝き、物質や資本よりも精神性や感性を重視されると予期される一方で、個の時代が本格的に浸透するまでには発展途上でしかない模様。

幼少期から始まり、大人になってからでも誰しも公私何れにせよ劣等感に苛まれてしまう時は訪れる可能性はある。

他人のポジティヴな部分のみを切り取ったリアルとフィクションを混在させた投稿には、希望を抱く可能性も内包する一方で、自己嫌悪になる可能性も十二分にある。

 

結局、人はそうして生じた自身の劣等感と向き合うことから逃れるため、他人の至らぬ部分を責め立てて侮辱し仮初めの優越感に浸り安心したていで過ごす。

自身の劣等感と向き合う作業は一時的には苦行にも似たもの。でも、だからこそ、"それ"から逃げることなく自己対話を遂行し無条件に受容し肯定してあげることで少しずつ本質的に乗り越える方向へ向かうできる。

 

人生に於いてどん底だと感じるときが訪れても、決して世界を恨むことをせず、自己憐憫をするのではなく辛さを受け入れつつも"自分のために"これまでの苦難や不条理を赦してやること。

もし仮に社会が決めた"当たり前"の基準に到達していなくとも、またそのことで他人から余計なことを言われたとしても、其れ等をすべて真に受けて落ち込んでやる必要はない。

自分の人生や幸せの尺度を他人の勝手な基準で測られる筋合いもないし、生きている間どうあろうとも幸せになることを放棄しては勿体ない。

 

本当に大事なのは自分の頭で考え、信念を持ち、自分の意思で人生を選択して自分が望む幸せを見つけること。

所謂"当たり前"に対しては、常にその妥当性を考察する姿勢は持っておらなば、と思って生きるぐらいで丁度良いかもしれんね。


 

【衣替えシーズン】秋冬これからの季節に纏いたい香水! 個人的オススメ4選


f:id:Ukina_Et:20220930150450j:image

明日からとうとう10月が始まり、今年も残すところ90日余り。

朝晩の気温も半袖のみでは肌寒く感じ、いよいよ秋冬が訪れたようで私としては寒さが心地良く嬉しく思える。

元来ファッションが好きなので寒い季節はコートを着たりブーツを履いたり、コーデの幅が拡がるため外出がより一層楽しくなるし、暑さでバテる心配のない秋冬が好きだ。

 

時期柄の衣替えも必要だけれど、ワードローブの入れ替えに合わせて纏う香りも季節に合わせて替えてみるのもまた一興。

至極個人的ではあれど秋冬に合うであろう香水を4点ご紹介しますので参考までに。

 

PRADA ルナロッサ ブラック EDP

プラダ ブラック」はトップノートのベルガモットとアンジェリカの快活な香りに続き、クマリンとパチョリの鮮烈な香りが現れ、アンバーの甘い香りに至ります。 今回はじめて、アイコニックなレッドのラインをブラックに変えたオパークのボトルも、新しいオーデパルファムの力強く鮮烈な香りをさらに引き立てています。

★香料:ベルガモット、アンジェリカ、アンバーウッド、クマリン、パチョリ 等


 

先ず1つ目。主にメンズ用。で重厚感があり、所謂デキる人感を印象付けるかの如く甘さと渋さを内包する香りです。

引用した説明文に記載されている香料の中では、個人的にはアンバー系統の甘さを強く感じました。

爽やかな季節の春夏よりも秋冬に香らせると温かさや深みを感じられ、好印象になるでしょう。

 

②DIOR ピュア プワゾン EDP

昔々、独創的で魅惑的、誠実で神秘的なフレグランスがありました...ピュア プワゾンは、奔放で偽りのない新しい魅惑に満ちたフレグランス。ジャスミンとスウィート オレンジの透明なヘッド ノートから、サンダルウッドとホワイトアンバーの 比類なき旋律の駆け引きが立ちのぼるピュア フローラル セダクションの旋律。

★香料:カラブリアベルガモット、オレンジブロッサム、ホワイトムスク


 

次に2つ目は主にレディース用。ボトルデザインが色使いも含め毒々しくも可愛らしいので、部屋に置くだけでも良いアクセントになそうです。

甘ったるさは殆どなく存外控えめで、見た目の印象よりもスパイシーさと爽やかさも均整が取れていて汎用性が高いです。

持続性が高く少量でも確りと香ってくれるので、これからの秋冬シーズンに適していると感じました。

 

③ DIOR ソヴァージュ EDP

このフレグランスは、夕暮れの砂漠を紺青色のグラデーションが包み込み、壮大な自然を前にあらゆるものから解放される瞬間を表現しています。狼が姿を現し、夕日が赤く空を染める頃、新たな魔法が放たれます。

ソヴァージュ オードゥ パルファンは、みずみずしくもほろ苦いカラブリアベルガモットが、パプアニューギニア産バニラ アブソリュートに包まれたセンシュアルで神秘的な香り。力強くも気高い香りの余韻を響かせます。

★香料:カラブリアベルガモットパプアニューギニア産バニラ アブソリュート


 

続いて3つ目もDIORより。主にはメンズではありますが、女性が纏うにも差し支えない程良い甘さもある香りです。

主に30代以上の若年〜ミドル世代の方々によく似合う、落ち着きと品格の高さが感じられる大人向けかと感じました。

此方は通年使用しても然程問題ないかとは思いますが、これからの季節により適していると感じたため記載します。

 

④Maison Margiela レプリカ ウィスパー イン ザ ライブラリー EDT

オックスフォード, 1997

オックスフォードの歴史ある図書館に一歩入ると、そこは時間がゆっくり流れる特別な空間。床を歩けば木がキュっと囁き、ページをめくれば紙の吐息が聞こえる。静寂の中に潜む不思議な躍動感を再現。

★香料:ペッパーエッセンス、トンカビーンアブソリュート、シダーウッド 等


 

最後4つ目は昨今人気のメゾンマルジェラのレプリカシリーズより。当該ブランドといえばレイジーサンデーモーニングが一番人気かと思いますが、此方も拮抗するぐらい芳しいものです。

図書館の香り…?とイメージし難い方も少なくないかと思いますが、個人的には寺社仏閣で嗅ぐお香のような、浄化されるかの如き甘い香りだと感じました。(古めかしいイメージは全くなく、神秘性さえ感じるような癒やし効果がありそうです。)

これからの季節は図書館などでの読書や活字文化に触れるのも文化的で高尚な休日になるので、その際に纏うのも趣がありますね。

 

 

以上、今回個人的な趣向でリストアップしましたが、他にも季節や性別問わず是が非でもお薦めしたいという逸品がありましたらコメントにてご教示頂けると幸甚です。

 

来月以降は多くの品目で値上げが続きますが、倹約も趣味などへの投資も決して無理なさらぬようお過ごしください。