黒と白のあいだの

多様性社会で生きる彼是をつらつらと書き連ねる。

防災の日、"当たり前"の生活をおもう

本日、9月1日。日本では、防災の日として訓練を実施するところも多くありましょう。

防災の日 - Wikipedia

1923年9月1日に発生した関東大震災を忘れることなく災害に備えようと、伊勢湾台風襲来の翌年である1960年に閣議決定で制定。

 

私は幸いにも生まれてこの方、台風以外の甚大な自然災害を直接的に体験せずに過ごせてきました。物心ついて以降、何件もの大地震をニュースにて見聞きすることはありましたが、首都で生まれ育ち実際に被災することなく大人に慣れていることは、実のところ奇跡といっても差し支えないものかもしれません。

特段意識さえしなければ、語弊が生じてしまいかねませんが当たり前の日常だと気にも留めないことさえできるかもしれない。

でも、それでいいのか?って疑念は生じる。今は特段不自由を感じることなく暮らせていても、一寸先は闇、明日は我が身、ってのは忘れることなかれ。

いつ起こるとも知れないリスクに対する備えは常に頭に入れておけ。

あと、罹災された方々の苦労や悲しみ、必要とされるであろう助けを想像できる心は無くしてはならない。

 

人間は誰しも生涯本当に一人だけですべてを賄える人はいないし、誰かの喜びは誰かの汗や涙のもとに成り立っているもんと思う。

結局のところ、人が存在するためには誰かしらに迷惑はかけてしまっているものだから、持ちつ持たれつでいくのが大事だろうね。

自分が誰かに迷惑をかけてしまっている分、誰かが困っているのに気がついたら手伝える範囲は手伝う。

そんなふうに、少しずつでも善意が天下の回りものになってけばいいんでないかい?、と防災以外にも思いを巡らせた9月のはじまり。