黒と白のあいだの

多様性社会で生きる彼是をつらつらと書き連ねる。

いのちの軽重は天秤にかけるもの?

命は最初はすべて平等で生まれて来るんだろうと思う。人間であれ、動物や植物であれ。

されども人間は成長してゆく過程でボタンを掛け違えたかの如く、欲や業を深めたり罪を上塗りしたりして、いつの間にか命の軽重は選別されていってしまうのがやりきれない気持ちになる。

 

無闇矢鱈な選民思想を持つことは言語道断と思う。

自分らが見下している相手が、果たしてそのように扱われる程度なのかどうか?

誰しも苦手な相手はいるだろうけれど、今一度多角的に考えてみるのが良いだろうね。

どうしても嫌な場合はあるだろうけど、それなら他人を巻き込むことなく、自分の中のみの苦手意識にとどめておくといいかと。

他人を嫌ったり差別したりすることについては、態々仲間に対して同調を求めて数的優位を取ろうとするのは弱さの裏っ返しになるから、そんなんやめておくのが得策。

 

人間は社会性を持った生き物だし、古来から目覚ましい進化を遂げて来たけれど、それでも、だからこそ他の動植物たちを虐げていいという理由には断じてならない。

動物はストレスの捌け口でもないし、実験対象の道具でもない。

近年では化粧品類等に於いて、動物実験の代替法が開発されているようなので、各々が検索してその意味や必要性について考察していってほしいと切に願う。

 

日本の国民性は"やさしい"とは一概に言えない部分があるけれど、其々が協力して改善に迎える日がいつの日か訪れたらいいな、と思ったのは単に私自身のエゴかもしれないけど。