黒と白のあいだの

多様性社会で生きる彼是をつらつらと書き連ねる。

現代社会の"普通"、とは何ぞや?

 今回は本気で思っていることを書きます。少々毒づいた言葉遣いになってしまいますがその旨ご容赦ください。

 

 昨今多様性や個性の尊重を各メディアで推奨されているけれど、未だに旧態依然とした”前へ倣え、右へ倣え”や”エラい立場の人の言うことは絶対だ”という教え(を謳った支配の類)は跋扈しているのは否めないなぁと。

 自分が気に入らない相手や下の立場の相手を"管理"する為に画一的な行動をするよう仕向けていたり、成果の横取りをする一方で責任転嫁もするしミスについての糾弾は度が過ぎている場合もある。こんな会社や学校などの組織は往々にして存在し続けているけど、これって"普通”なの?

そんなもん権力を持つ側の欲望に過ぎず、折角才能があってもそのような環境に居ることで潰れてしまう人々も決して少なくないでしょう。多様性も個性も活かしきれているのはまだまだ少数なのかなと。

 

 コロナ禍で日本は特に感染対策を強いられており、不自由を感じてストレスが増加している人々が多いのは当然です。そんな中でも周囲の迷惑を顧みず自分勝手に振る舞う者もいれば、日々真面目に働いていても生活に困窮してしまう方々がいるのも悲しいかなそれもまた事実。やるせない気持ちを抱くことは禁じ得ぬこの頃です。

 

 絵空事になってしまうかも知れないけど、どうか真っ当に生きている人達すべてが報われる日が来てほしい。"正直者が馬鹿を見る"なんて嘘だよね、と思える世の中になってほしい。

 人類全てが大小構わず争いの一切を起こさないのは難しいのだろうけど、先ずは皆さん自身の日々の生活の中ででき得る範囲で、"陰徳を積む"べく、誰に見られずとも一日一善でも増えていったら良いな、と。

ポイ捨てや路上喫煙をしないだとか、信号無視をせず通行の際に道を譲るだとか、そんな些細なことの積み重ねでも多くの人々が生きやすい世の中になっていく筈。

 

 相手の気持ちや状況を考慮して、さりげない心くばりをし合えるのが”普通”の生きやすい時代になっていってほしいと切に願っています。