黒と白のあいだの

多様性社会で生きる彼是をつらつらと書き連ねる。

"言の葉"≒"諸刃の剣"

 由来は諸説あるのだろうけれど、"木から葉が落ちるように、言ってしまったことは元に戻せない"、ということ。善かれ悪しかれ、前言撤回なんて殆どできる訳もなく。其れ即ち、人に希望を与えて救うこともあれば、人を絶望の淵に叩き落とすことも大いにあり得る。

 

 だからこそ、言葉を使いやりとりする際には、自分の頭を使い相手の気持ちや状況を汲み取り、自分の真心を込めて手渡す、ぐらいの慎重さを以て取り組むのが望ましいということ。

 "諸刃の剣"であるからこそ、傷付けることのほうがいとも容易くできてしまうのだよ?

(人を傷付けてしまった後って、気付かぬうちに自分も傷を負っていたり、罪悪感に苛まれていたりもするよね)

 

  見返りを求めない優しさは高尚だけど、余程の善人でないと難しいときもあるだろね。とはいえ損得勘定だけで動くと心は蝕まれていってしまう。

 そんな時は、動物や植物を育てている気持ちを思い出してほしい。言葉や態度では感謝は分かりづらいこともあるけど、此方から与えるだけでも幸せな気持ちになってる筈。無償の愛に近い陰徳を積む行為のようなもの。物質や資本に勝る幸せな要素って、たぶんそれ。

 

 説教めいたことをのたまってしまったけど、言葉を使う者としては常に頭の中心に、決してブレさせる事なきよう、肝に銘じてゆく所存。